仕事とは誰かに必要とされること、喜んでもらうこと、笑顔にさせるものである
自分が働くことで、誰かの助けになり、それらが報酬となって生活の糧になる

生地屋という仕事はとても繊細で、知識も必要な職人のような仕事でもあり、人と人を繋ぐ架け橋にもなります。

皆さんは子供の時、絵の具を混ぜ合わせて自分オリジナルの”色”を作ったことはありませんか。
それはいくら同じように混ぜても、２度と同じ”色”にはならなかったのではないでしょうか。
私たちの業界では、デザイナーさんはそのオリジナルの”色”を求め、生地職人はその”色”を再現しようとしています。
しかしそれは決してイコールにはなりません。この隙間を埋めること、これが生地屋の仕事なのだと思っています。
双方を理解し、共感する。そしてお互いの考えを汲み取りベストな提案をすることが私たちに求められており、
この提案によっていかに隙間を狭くできるかがこの仕事のやりがいなのではないでしょうか。

また、近年ファストファッションが流行し、国内の生地生産は衰退してきています。
そこに拍車をかけるような感染症による製造業全体の衰退。
そんな中で生地屋にできること、当社にできることは何かを考えました。
人がやりたくないけれど、誰かがやらなければいけないこと。
大手にしかできないことを中小だからできないで終わらせず、中小でも力を合わせていけば未来は拓ける。
そんな想いを形にするため、業界全体で遅れていたDX化を図る新規事業を立ち上げました。
約半世紀、コンバーターとして築いてきた軸は崩さず、テキスタイルに関わる全ての方の未来につながる新たな事業を、私たちは今後成長させていきます。

どうぞ今後ともファイブワンをお引き立ていただけますと幸いです。